汚部屋片付け 横浜市 海洋ごみ問題
先日あんしん回収がお伺いしたのは、横浜市にあります2DKマンションのゴミ屋敷片付けでした。
ご依頼頂いたのは、30代の女性で、たまたま弊社のホームページに紹介されている”ゴミ屋敷片付け”の事例紹介をご覧頂き、今回弊社をご利用頂くこととなりました。
「あんしんさんのホームページを見て、自分の部屋の写真かと思ってびっくりしました。
この方同様、なかなか自分からは業者さんにお願いするのも踏ん切りがつかなくて、ただどんどんゴミがたまる一方で、何とか寝るところだけは確保してたんですが、寝てるとペットボトルが崩れてくるまでになって、ちゃんと寝ることもままならなくなってきたんです。
そんな時、田舎から母親が上京するから2-3日泊まらせてくれって連絡がありまして。。。
だから、どうしても今月中にこのお部屋を何とかしなくてはいけなくなってしまったんです。。」
そうおっしゃっておりました。
作業には、スタッフ5人、丸一日、2tトラック3台半となりました。
ご依頼人様がおっしゃる通り、玄関先からお部屋まで天井近く積みあがっており、玄関先からペットボトルを回収してからの作業となりました。
それを眺められていたご依頼人様が、スタッフに
「あんしんさんのホームページを見て初めて知ったんですが、プラスチックごみが世界的に問題になっているって、本当なんですか?」
と興味深々で、プラスチック問題について色々なご質問を頂きました。
作業中ということもあり、詳細までお応えできなかったため、ホームページ上にてご案内させて頂くことに致しました。
【NASAが発表した海洋ごみ流通経路】
質問1.
「最近になってようやくネットやテレビのニュースで”海洋汚染”の写真や動画を見るようになったんですが、東南アジアや発展途上国がやっぱり汚染されているんですよね?
日本は先進国だし、インフラも整っているからあまり汚染されてないんですよね?」
以下グラフ、インターナショナルペレットジャパンの統計によりますと、世界の残留性有機汚染物質(POPs)での汚染具合が確認できます。
グラフからわかるのは、先進国日本はインフラ整備が整っているから安心、安全地域とは言い難い結果となっています。
分析成分として、ダイオキシンを引き起こすPCBs、そして有機塩素系農薬が対象となっています。
【海岸漂着プラスチック中のPCBs濃度(ng/g)】
これらの有毒物質がなぜプラスチックに関係するかというと、廃棄されたプラスチックは何十年、何百年たっても自然分解されないため、極小のマイクロプラスチックと形状をかえます。
問題は、プラスチックの性質上、これらの有害性物質を引き寄せ、付着させたまま海洋を半永久的にさまようというところにあります。
マイクロプラスチックのもととなるのは、廃棄されたプラスチック、そしてプラスチックを作るための極小原料である、ペレット、そして私たちが日常で使用している”つぶつぶ入りの歯磨き粉や、洗顔材”からでる”マイクロビーズ”
などが今問題視されています。
プラスチックのその特性ゆえ、有毒物質を付着し半永久的に海を漂い続けるのです。
そして、その量は減ることはなく、毎秒200キロもの廃棄プラスチックが海へと流れ続け、日々増加しているのです。
質問、2
「そんなに大変な問題なら、なぜ規制しないのですか?」
以下リストでもわかるように、廃棄プラスチックの廃棄量が多い国や、グローバル企業が筆頭となり相次いで規制を設け、真摯にこの問題に取り組んでいるのが、メディアやニュースでも日々取り上げられています。
海洋国である日本はどうでしょうか?
【一人当たりの廃棄発生量】
日本では2015年、ダイオキシンを引き起こすPCBsに対して規制をしており、これらを含む製品の製造を禁止しています。
しかしながら、グラフでもわかる通り、海に囲まれた日本は、それらを含む有機汚染物質が未だ高い数値を示しているのです。
それは、その有毒物質を付着する特性のある”廃棄プラスチック(マイクロプラスチック)の廃棄量に比例していると言えます。
アメリカでは、2018年7月から”マイクロビーズの入っている製品を販売禁止となりました。
残念ながら、日本ではこれといった規制もなく未だ販売されています。
質問、3
「でも、海洋に漂っているだけなら人間に直接害はないんでじゃないんですか?」
有毒物質が付着したマイクロプラスチックを捕食したプランクトンを魚や貝が捕食し、さらに私たち人間がその魚や貝を食べるという食物連鎖を通しておこる、”生物濃縮”を多くの生物学者や専門家が危惧しています。
実際、ここ最近のニュースでは”マイクロビーズ”を体内に含む魚や貝が日本中のいたるところでが見つかったと連日報道しています。
国や企業の大きなシステムに準ずることなく、私たち個人個人が少しでもこの現状を知り、不要なレジ袋、食器、梱包などを断る勇気を持ちたいものです。
私たち一人一人の小さな”アクション”がどんどん広がっていけばいいですね。
あんしん回収は、独自のリユースシステムを通じ、地球環境に貢献できるよう日々努力をしています。
横浜で、”ゴミ屋敷片付け・お家の片付け”をご用命なら、その他の付随サービスも充実している あんしん回収までお問い合わせください!
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