先日あんしん回収がお伺いしたのは、横浜市にある2LDKマンションの、お片付けでした。
ご依頼頂いたのは、30代後半の女性でした。
お話によりますと、40代を目前に控え、心機一転、断捨離をして身辺整理をされたいとのご意向でした。

白で東一された女性らしいお部屋でしたが、やはり断捨離を決意されただけあり、お洋服、バッグ、靴などがかなり大量にあり、それ以外の所有物も大量にあるため、スタッフ4人と、事前にご依頼人様からのご要望のあった、ブランド品の専任鑑定士を同行し、合計5人でお伺い致しました。

今回のご依頼人様は、驚くことに、ほとんどのブランド品のバッグや靴、お洋服を処分をご希望されておりました。

あんしん回収では、骨董品、ブランド品などのお買取りをご希望されるお客様には、弊社専任の経験豊富な鑑定士が作業に同行し、その場で査定、現金買取をさせて頂いており、多くのお客様に大変喜ばれております。

「アラサーとか、アラフォーとか、アラフィーとか、日本ってやたらうるさいじゃないですか。私そういうメディアが作った流行みたいなものに縛られるのが大っ嫌いなんです。だから何だって感じで。
っていいながら、私もアラフォー前の断捨離なんですけどね。

ブランド品も、別に嫌いになったわけじゃなくて、もともとあんまり興味がなかったんですけど、ステータスっていうか、会社行ってもみんなもってるし、いい年してブランド品ももってないんじゃ恥ずかしいと思ってたんですよね。自分の趣味ではなく、周りに同調しようとしてたといいますか。
要は、自分に自信がなかったんだなって思ったんですよ。
そう思ったのも、ある記事がきっかけだったんですよ。その記事を見て、すごくショックを受けて、色々な意味の断捨離を決意したんですよ。

どんな記事かといいますと、男女平等指数、ジェンダーギャップ指数って聞いたころありますか？
その統計によると、日本は、114位なんですよ。主要先進国では最低なんですよね。

外資に努めてますから、色々な国の人とも話すことが多いんですが、外資といえども、ここは日本だから、やっぱり男性優位の環境なんですよね。
一概に、全て欧米のまねをするのがいいわけじゃないとは思うんですが、やっぱり、この結果を見たときはショックでしたね。
それで考えたときに、この環境を作っているのは男性ばかりが悪いわけではなくて、そういった状況に甘んじている女性側にも問題があるんではないかと思ったんです。
そう思って自分自身を振り返ってみたら、周りの目ばかり気にして、ブランド品着て、それなりにそつなく仕事している自分はもうやめようと思ったんです。
それで、仕事を今までにないくらい本気でやり始めたら、面白くなっちゃって、もう周りに合わせたファッションもいらなくなったんですよね。
だから、アラフォー前の大断捨離なんですよ。」
そうおっしゃっておりました。

実際、世界経済フォーラム（WEF)が発表した最新版の「男女格差レポート」によりますと、日本は144か国中114位とG7国最下位との結果がでています。

1.「経済活動への参加と機会」（経済参画）、2.「政治への参加と権限」（政治参画）、3.「教育の到達度」（教育）、4.「健康と生存率」（健康）の4分野、14項目で男女平等の度合いを指数化し、順位がきめられ、指数が1に近いほど平等で、遠ざかるほど格差が開いているという評価になるそうです。
注目すべきは、日本の政治分野の指数の低さと、教育分野の指数の低さで、特に教育分野に関しては、通常　先進国では日本と違い、高等教育の在学率が女性のほうが、男性を上回っているそうです。
この日本における”教育指数の低さ”がもたらす結果として、”経済”に影響する女性の管理職、政治家などの分野への進出を阻む原因となっていると述べている専門家もいます。

そして、この結果が興味深いのは、全て欧米のまねをすればいいのか？という観点からだけで捉えるのではなく、来る近未来の日本の高齢化対策の一環として、政府が今まさに力を入れている”女性と外国人労働力を増やし、経済力を上げていく”という見解にも一致していることです。

実際、多くの大企業のトップも同様の見解をもち、実際に大規模な社内改革を実行しています。

三菱ケミカルホールディングス社長の越智仁氏は、経済新聞のインタビューで、
「日本の大企業では40歳を超える社員の多くは男性ですが、日本人男性だけの発送では、もはや対応しきれません。性別、国籍、年齢などにとらわれない自由な発想、視点、提案が欠かせない時代です。」
と述べています。
そして、実際に新卒採用の女性比率に於いては、事務系、技術系併せて約4割に及び、育児休暇後の保育所の情報提供や、手当など、働く女性への手厚い支援を行っているとのことです。
「性別、国籍、宗教、文化、障害の有無など多様化が進めば進むほど、組織に変化を促します。こうした外からの新しい力が、会社を成長させるのです。ダイバーシティ、多様化が今ほど重要な時代はなく、我が社はこれを経営戦略の柱の1つに考えています。」
と、インタビューの最期を締めくくっています。

ますます加速する超高齢化時代に、世界で一番先に日本が突入しようとしています。
これからの日本を支えていくには、越智氏が述べるように、”今までにない外からの力”が必要不可欠であり、そして受け入れる側も、その多様性、そして本当の意味のグローバル化に対応できる柔軟性が、必要不可欠といえるでしょう。
今回のご依頼人様はこういった点を深く理解されており、自らの意思によって行動されたその”潔さ”に、深く共感を覚えたスタッフでした。

さて、今回の作業は2ｔトラック3台分、ブランド品買取金額はその場で現金買取として、ご依頼人様にお支払いさせて頂きました。

「仕事も忙しいから、うちの片付けと、不用品の買取も一度にして頂いて本当に助かりました。
しかも、反対にこんなにお支払いして頂いて、又、バッグ買いにいっちゃったりして。（笑）」
とおっしゃっておりました。

”かっこいい”選択をされたご依頼人様の、今後ますますのご活躍をスタッフ一同応援しております。

このように、あんしん回収には横浜を中心に関東一円のお客様からの”お家のお片付け・不用品回収・不用品買取”のご依頼が殺到しております。

あんしん回収独自のシステムにより、＃迅速”、”丁寧”、”低コスト”を実現しています。
又、お客様のご負担削減を第一に考え、遺品整理、生前整理に付随するサービスも、弊社一括でお受けするよう、多様化するご要望に柔軟に対応させて頂きます。

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