余命宣告
余命宣告を受けた方から生前整理をご依頼頂きました。
今回の事例は、男性のお客様からご依頼を受け、様々な思いを全力で尽くした作業になりました。
お客様は、病院で余命宣告を受け、残した実家を片付けたり、自分のお墓を購入したり、片付けた実家を売却しなくてはならない事が限られた時間内で多数ありました。
よくあるケースは、ご家族からの依頼が多く準備期間もあるのですが、今回はご本人からの依頼でした。
お片付けする実家と現在お住まいの場所は、車で1時間30分掛かる距離で、車の運転が出来ないお客様をお見積もり時にお迎えに行き、見積もり完了後に送り届けるお約束でお見積もりのご依頼を頂きました。
お客様をお迎えに上がり、お見積もり現場に到着すると、山の中にある大きな豪邸でした。一人でお片付けするなんてら到底無理なお話です。
ニトントラック10台分はある荷物の量でした。生前整理という事もあり、丁寧に作業をしていくので、日数は掛かります。
なかなか、お客様もご実家に行けなかったので、探したいものや発見したいものは多数あるはずです。
限られた命の時間ないに、様々な事をしなくてはならないお客様は、本当の命懸けでの行動です。
私達、あんしん回収も全力で仕分け作業しながら、一つ一つ確認しました。
結果的にはたくさんの物が見つかり喜んで頂きましたが、切ない気持ちで作業しました。
遺品整理や生前整理の奥深さや図りきれないお客様の気持ちがあることを再認識致しました。
気軽に遺品整理、生前整理の作業があると様々な片付け業者様もブログやホームページに書き込みしていますが、本当に様々なドラマがあるんだと、感じて頂けたらと思います。
私も遺品整理士として、様々な協会に所属しておりますが、実体験しないとわからない事や心構えはわからないと思います。まだまだ、勉強ですね。人の気持ちになって作業するなんて、とても大変な事です。本当に今回は勉強になりました。
本日、お客様と最終の荷物確認をさせて頂いたあとに、帰る途中にあるお客様が今度お入りになられるお墓に立ち寄りさせて頂きました。
お客様が入られる前に見に行けるのは、難しいかもとおしゃっていたので、同行させて頂きました。
お客様がお墓から帰ると、涙を流していました。その気持ちには、掛ける言葉が見つかりませんでした。
お客様から、お墓を見れて嬉しかった、ありがとうとお言葉を頂きました。
涙がでました。私もとても嬉しかったですが、お客様の気持ちを思うと、とても複雑です。
最後に
遺品整理、生前整理は、簡単な仕事ではありません。様々な思いがあります。
これから、この仕事に向き合うために、努力しようと思います。
お客様、本当にありがとうございました。